今回は数学の参考書について紹介したいと思います。数学は受験の中でも最も差がつきやすい科目だと思います。私の周りは受験に全力で取り組んでいる人が多かったので、経験から確固たる自信をもっておすすめできる参考書なのでよければ参考にしてみてください。
なお、編集者はAmazon.co.jp アソシエイトメンバーです。
基礎編
まず私は数学を高3になるまでに数ⅢCまで一通り終わらせていました。この一通り終わらせるために使っていたものが駿台の授業(週に1回)と数学の青チャートです。
チャートなら色は青でいいと思います。
数学が苦手で黄色や白のチャートを使おうとしているなら、チャートを終わらせること自体難しいと思います。また、赤チャートと青チャートに差は確かにありますが、基礎を習う上で赤チャートの事項は必須ではないですし、この先の参考書で必ず触れる内容になります。
チャートはあまりいい噂を聞きませんが、ちゃんと終わらせることのできる根気があり数学が得意な人にとっては演習量も稼げ、基本事項も確認できるので非常に良い参考書だと思います。
勘違いされがちですがチャートを完璧にすれば、基本ある程度の大学でも太刀打ちできるくらいの実力は付きます。
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新課程 チャート式 基礎からの数学Ⅱ+B https://amzn.to/41k20YX
新課程 チャート式 基礎からの数学III+C https://amzn.to/4bqLnAO
実際私は数ⅠA~ⅢCまで単元ごとに2周~3周したら、以下のような成績が取れるようになっていました。



また似た参考書に「Focus Gold」や「NEW ACTION LEGEND」などがありますが、どれでもいいと思います。この辺の参考書は解説も似通っていますし、演習量を稼いで数学に慣れることが目的なので、どれか一つに適当に決めてしまって問題ないと思います。
フォーカスゴールド6th Edition 数学Ⅰ+A https://amzn.to/4sscFwL
NEW ACTION LEGEND 数学I+A 改訂版 https://amzn.to/4t6eGPe
チャートをやりきる自信がない人は問題数の少ない網羅系の参考書を使いましょう。
数学が得意な方は「大学への数学 1対1対応の演習」がおすすめです。こちらはチャートほどの量はないですが、多少問題の難易度は上がっています。
解説も少し癖がありますが、チャートの淡々としている解説とは異なり、先につながる解法が散りばめられています。数学が苦手な人にとっては厳しいですが、得意であればいきなりこの参考書から始めても問題ないと思います。
1対1対応の演習/数学1 [三訂版] (大学への数学 1対1シリーズ) https://amzn.to/4uLNwyw
逆に数学が苦手な人は「基礎問題精講」を使いましょう。こちらの参考書の難易度のイメージはチャートの難しい問題(難易度4~5)がなくなっているような感じです。
ただこちらも基礎の習得という意味では十分だと思います。正直基礎問題精講を完璧にして、そのあと1対1対応の演習のような難易度の参考書を完璧にするだけでも難関大で十分戦えます。数学が苦手だと思っていても、焦らず基本を怠らないようにしましょう。
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文系の方には「文系の数学重要事項完全習得編」がおすすめです。こちらに取り組む場合はそのままセットの「文系の数学実戦力向上編」に取り組みましょう。
こちらは文系に特化されている参考書なので、理系との齟齬を感じることなく勉強を進めることができます。ただ初学者には難しいので、基礎問題精巧や授業などで土台を作ってから取り組みましょう。
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最近は参考書の難易度がかなり細分化されていて、人それぞれに合ったレベルの参考書があります。しかし、細分化されているがあまり、参考書を刻みすぎて実力があまり付かないということもあります。
そのため、できるだけ使う参考書の数を減らして、本当に必要な参考書を何周もして完璧にすることが最も大切です。
応用編
次のステップに進む人におすすめの参考書が「理系数学入試の核心標準編」です。基礎が身についていれば、十分解けるレベルの問題になっています。ただしっかりと応用の要素も詰め込まれていて、特に数学が苦手な人にはここまでのレベルを目標にすると良いと思います。
人によってはこちらの参考書を簡単と感じる場合もあると思います。その場合はスキップしてもらって問題ないと思います。ただ、この参考書を完璧にできていれば、具体的には大阪大学以上の難易度でなければ十分太刀打ちできます。
Z会 理系数学 入試の核心 標準編 新課程増補版 https://amzn.to/4bLHg1d
その後は「ハイレベル数学の完全攻略」がおすすめです。これが僕が一番おすすめしたい参考書です。問題は標準的なものから難しいものまでありますが、この参考書を完璧にすることができれば数学の重要事項と問題へのアプローチ方法を習得できます。また、問題ごとに類題や応用問題が付いているため問題の題材に対する造詣が一気に深まります。
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この参考書がきちんと身につけば各々の点数戦略によって異なりますが、最難関大学以外は過去問演習に入っても問題ないと思います。
過去問演習と並行して数学を得点源にしたい人は「上級問題精講」がおすすめです。僕は実際に上級問題精講を使っていましたが、解説がとても丁寧なので受験直前期に不明な点が残らず、数学の重厚な下地ができていれば実力に直結する参考書だと思います。
このレベルの参考書からは、時間もない時期に取り組む方がほとんどなので過去問を優先しながらほかの科目とバランスを取って取り組んでください。
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数学Ⅲ+C 上級問題精講 改訂版 https://amzn.to/4smyuOd
正直上級問題精講までやって、数学が太刀打ちできない場合は勉強の仕方が悪いです。近年難化の勢いが凄まじい東大や、科学大・京都大学の捨て問レベルならわかりますが、基本は解けるようになるはずです。
このレベルの参考書にはハイレベル理系数学や新数学演習などがあります。私はじっくり解いたことはないですが、どちらも上級問題精講より難易度が高く、根強い人気があります。夏休みに数学が仕上がった人が数学を得点源にするために使う参考書です。
ハイレベル理系数学 三訂版 (河合塾シリーズ) https://amzn.to/4t8b53b
新数学スタンダード演習 大学への数学 増刊 (2026年4月号) https://amzn.to/4cYm2iS
ほかにも「数学の掌握」など難易度の高い問題集もありますが、これらは体感では上級問題精講よりさらに難しいです。それに特に数学の掌握は東大や京大に受かった人でも使っている人はほとんどいませんでした。
テーマ別演習① 入試数学の掌握 総論編 (YELL books テーマ別演習 1) https://amzn.to/47Kx0VG
まとめ
まず一つ言いたいことは数学の問題に関しては必ず自力で挑戦しましょう。わからないとしてもある程度の時間頭と手を動かして試行錯誤することが実力向上への近道です。
数学の参考書は受験科目の中でも非常に数が多く、それゆえ自分に合った参考書の取捨選択が非常に難しいです。
参考書は自分の実力より難しいものを使ってしまうと実力につながりません。最近の受験生はこのことに気づいて、参考書を一つずつ完璧にすることに固執するがあまり、逆に慎重になりすぎて成長が遅くなってしまう場合も多いように感じます。
数学は積み重ねの科目なので、どんなに難しい問題でもやっていることは簡単な問題の積み重ねです。つまり、勉強を続けていけばいくらでも復習の機会はあるのです。
参考書を完璧にすることも大切ですが、新しい問題に触れることも大切です。
同じレベル感の参考書をいくつも購入しないようにし、参考書のレベルが自分に合っていなと思ったら臨機応変に対応しましょう。大切なことは模試などから自分の実力を俯瞰し、目標と比べて実力差を把握することです。
人それぞれ受験の戦略は違ってきます。当然同じ大学を受ける人でもそれぞれが目標としている各科目の点数は異なります。
そのためまずは、数学でどのくらいの点数を目標としているかをざっくり考えてください。そのあとに参考書の戦略を立てていきましょう。
