英語はすべての受験生が使う科目なのではないでしょうか。今回はそんな英語の参考書について紹介していきます。

 まず参考書は書店で実物を開いて一度読んでほしいです。ネットの状況だけではイメージが付きにくいと思います。ただこれは受験生の落とし穴なのですが、書店で参考書を見ているとだんだんその参考書が欲しくなってしまいます

私自身も勢いで買った参考書を結局使わなかったという経験はざらにあります。

 参考書を本屋で見た後は、冷静になって家に帰ってもう一度考えましょう。そのうえで買うことがおすすめです。書店に在庫がない場合もあるので計画的にネットで買っておくのがおすすめです。

なお、編集者はAmazon.co.jp アソシエイトメンバーです。

概要

 まずどんな参考書を使うにしても英語は音読です。

 勉強した英文に関して最初から最後までリスニングできるようにして、音読を繰り返すことこそが上達への最短の道であることを忘れないでください。

 英語は私の苦手な科目でしたが、苦手なりに模索に模索を重ね受験本番では国立入試、私立入試ともに得点源の科目にすることができました。

苦手な科目だからこそ気づける部分も多いと思いますし、失敗したなと思う部分もたくさんあるのでよければ参考にしてみてください。

単語編

単語はすぐ始めましょう。単語は完璧になるまでやりこんでください。

 単語帳は基本的に「システム英単語」か「英単語ターゲット1900」がおすすめです。この二つは基礎的な単語からそれなりの難単語まで網羅しているので、一冊目の参考書として最適です。もちろん両方やる必要はなく、どちらかを完璧にできれば基本どの大学でも戦えます

 難関大学を目指す人には2冊目の単語帳として「速読英単語上級編」がおすすめです。

 上の2つの参考書の単語レベルといい接続になっていますし、何より各単元に付いている200字程度の英文と音声がが本当に便利です。時間がないときにも手軽に英語に触れることができますし、隙間時間にもってこいです。

 私は試験の前のウォーミングアップに使っていました。さらに音声データも付属しているので、穴がない参考書です。

 同様の理由で「速読英熟語」もおすすめです。ただ熟語も大切ですが、やはり単語が一番重要なので、単語が疎かにならないようにしましょう。

 鉄壁という選択肢もありますが、これは浪人生など時間がある人がやる参考書です。東大以外を目指している現役生にはあまりお勧めできません。

文法編

 文法はとても大切ですが、非常に勉強のしにくい分野だと思います。実際英文法の勉強が難しく、英文法が中途半端になまま入試を迎える人も少なくありません。

 私としては英文法は高校2年生のうちに一通り終わらせておいて、高校3年生ではわからないことや曖昧な部分が出てきたときにその都度補完していくことがおすすめです。

 基礎が怪しい人には「大岩のいちばんはじめの英文法」がおすすめです。講義形式の部分と問題形式の部分があり、英文法の参考書としては言わずと知れた名著です。自信がない人はここから始めれば問題ありません。

 その後は「英文法ポラリス」をおすすめしています。有名な英文法の問題集はたくさんありますが、どれも解説が薄く解いた後に疑問が残った経験があるので、この参考書をおすすめします。

 一つ注意点ですが、英文法の参考書はあれもこれもと手を出してはいけません。だいたい似通った内容になっているので一冊を完璧にする思いで進めていきましょう。

 ただ、英語力はやはり文を読まないことにはついていかないので、英文法の短答形式の問題に時間をかけすぎることは、特に直前期には命取りになります。できるだけ早い時期に、始めていきましょう。

 なんだかんだ英文法は英文解釈や長文、英作文などありとあらゆる英語の分野で必要になってくるので、早い段階で始めた人は完璧にするよりも下地を作るという意識をもって取り組みましょう。

 英文法全体が大まかに書いてある分厚い参考書は学校で配られると思うので、それを使えば問題ないと思います。私はあまり役に立った記憶がありません。

英文解釈編

 長文は言ってしまえば一文一文の積み重ねです。つまり、正確に一つの文を読めるようになることこそが英語の成績を伸ばすためには必須なのです。そこで必要になってくるのが英文解釈です。

 正直、英文解釈は本当に竹岡先生にお世話になりました。難しいレベルの英文解釈参考書には良書がたくさんありますが、基礎や入門レベルの英文解釈は竹岡先生の一強です。

 私はこの下の3つの参考書「入門英文問題精講」「英文熟考上」「英文熟考下」をしたのですが、これはどの受験生にもおすすめできる3冊です。私自身この参考書のおかげで英語への向き合い方が変わりました。特に英文熟考は竹岡先生の解説音声があるので、わかりやすく重要なところを掴むことができました。

 注意点は門英文問題精講と英文熟考上は難易度が似ているので、やりすぎに注意です。

 この3つを完璧にすればほとんど問題はありません。

 このあとに英文解釈の参考書を追加するなら、「英文読解の透視図」でしょう。ただ入試は基本長文なので、英文和訳が重視される京大や一橋、東大など以外はやらなくていいと思います。それくらい難しい参考書です。

リスニング編

 リスニングは大切ですが特段参考書を使っていませんでした。

 東大など二次試験にリスニングが出る大学は別ですが、基本は参考書を特別用意するのではなく、使っている英語の参考書が音声付きだと思うのでそれを聞いていれば十分だと思います。 

 リスニングは音読と合わせれば英語全体の知識の理解につながりますし、共通テストで使う人がほとんどだと思うので隙間時間にリスニングを積み重ねていくことをおすすめします。

長文編

 長文は早い段階から触れることは大切ですが、難易度は身の丈に合ったものを選ぶようにしましょう。自分の力に合っていない参考書を使っても力は付きません。とくに単語力がないとほとんど意味が分からず貴重な英文を一つ無駄にしていしまいます。

 ただ時間があるとき(高校2年生)のうちに文章を精読する機会を設けることをお勧めします。精読はわからない単語の意味を辞書で調べて、英文ごとにSVOCをつけじっくり読むことです。途方もない時間がかかりますが、時間があるときにやっておくと後々の英文理解につながります。

 また実力が成熟してきた後に長文で最も大切な参考書は志望校の過去問になります。英語は志望校ごとに求められる能力がかなり変わってくるので、過去問を大切にしましょう。特に塾に通って長文を勉強している人は過去問以外に長文の勉強をする余裕がないと思います。

 そのうえで私英語の長文の参考書としておすすめなものは「関正生のThe Rules 英語長文問題集」です。こちらは解説も丁寧で疑問が残りにくい設計になっています。また、関先生も音読に重きを置いており音声も付属しているため音読とリスニングに適した文章になっています。

 ただ4ですら難易度は最難関という感じではないので、簡単だと感じたら次のレベルに行きましょう。正直1と2はかなり簡単です。

 ただ何度も言いますが、英語長文は過去問が大切なので志望校の過去問は第一に音読しましょう

英作文編

 英作文は長文同様大学ごとに色が出るので志望校にあわせた対策がカギです。また、英作文は参考書も大切ですが、それ以上に他者からの添削が命なので、参考書に頼りすぎないようにしましょう。

 そのうえで参考書をいくつか紹介していきます。

 まず一つ目は「竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本」です。どの大学でも、なんなら大学受験の先も役に立つ英作文の参考書ですが量が本当に多いです。改訂後さらに量が多くなったので、かなり早い段階から始めたい参考書です。

 ただ質・量ともに素晴らしいので英作文が点数の大部分を占めている大学や他の英語の能力が高い人にはかなりおすすめできます。

 おなじく竹岡先生の参考書で「基礎英作文問題精講」があります。これは量は少ないですが要点がかなりまとめられており、短期間で英作文の実力を上げたい人にかなりおすすめです。

 初めの基礎の英作文の部分は、「英語で書けそうだけど書けない」をまとめており、かなり文章の幅が広がりました。また、英作文の大原則も解説してくれており学びの多い一冊となっています。

 ただ英作文はどこまで行っても一人での勉強には限界があるので、周りの人や先生、AIなどを頼って他人から採点を受けた自分の英作文と向き合うことを怠らないようにしましょう。

 今回の参考書解説はいかがだったでしょうか。新しい参考書や改訂版が出版されたら、随時確認して更新していくのでご安心ください。

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