
象
今回は中学受験
1. 中学受験とは
2. 実体験
3. 中高一貫校
3-1. メリット
3-2. デメリット
3-3. 中学受験のリアル
1. 中学受験とは
中学受験とは、私立や国公立の中高一貫校に進学するために入学試験を受けることを言います。一般的には小学校4~5年生で専用の塾に入り受験勉強が始まります。もちろんそれよりも早い段階から勉強が始まる家庭もあります。
中学受験自体かなり有名になってきているとはいえ、中学受験をする小学生は全国的に見るとまだまだマイナーであり、一般的な小学校が特別な対策を何かすることは特にはないです。もちろん協力をお願いすることもできますが、小学校の教職員の方々は非常に多忙で個人個人の中学受験にまで目を向けることは難しいと思います。
そのため、基本的に中学受験は塾と家庭の二つが主導となって進んでいきます。
2. 実体験
僕の小学校生活のほとんどは部活でした。小学1年生部の頃からサッカー部に所属して、学校の授業以外の時間は部活か外で遊んでいました。学校の宿題も提出自体はしていましたが、本当に嫌で毎日親と喧嘩をしながら宿題をしていました。
遡ること小学5年生、これが僕の大きな転換点でした。小学校の担任教師がとんでもない人にあたってしまったのです。
男女関わらず一人称は「私」を使うように強制したり、「やばい」「すごい」といった特定の言葉は汚い言葉だとして使うことを禁止しました。それだけならまだしも、授業の形態もかなり特殊で子供ながらに全く理解できない授業でした。
また、かなり贔屓も強く僕は恐らく嫌われていたので、かなりトラブルに巻き込まれました。合う人もいるのかもしれませんが、少なくとも僕にとっては訳のわからない教育方法でした。

象
なんだこれ…
これに加えてサッカーしかしておらずもともと勉強はあまり得意ではなかったので、小学5年生にして学校の勉強に全くついていけなくなってしまいました。ちょうど算数の「割合」で、完全に勉強についていけなくなったことを覚えています。
そんな自分に少し焦っていたときに仲の良い友達から塾に入ったという話をいくつも聞き、小学5年生の冬に親に頼んで塾に入ることにしました。
今思えばきっかけは何であれ、自分から勉強に向き合おうとしたことが一番の幸運だったように感じます。
この時は小学校の勉強についていくことが目標だったので高校受験コースに所属していました。その後半年間同じコースに通い続けました。この時期は塾の頻度も週に一回程度なので、問題なく部活との両立をしていました。またこの時期に中学受験というものの存在を初めて知りました。
しかし中学受験をするかどうか考え始めた頃にはすでに、小学6年生の夏でした。試しに塾にある中学受験用のクラス分けテストを受けてみると、国数理社どれも点数が一割程度で学力的には絶望的でした。
少し勉強ができるようになった自信があったので、この結果はかなりショックでした。さらに塾の先生からもうまくいったとしても難関校は無理だという説明を受けました。
それでも勉強のやる気だけはあったので、やる気に任せて中学受験をする決意をし、小学校6年生の7月から受験勉強を始めました。
圧倒的に時間が足りなかったこともあり、膨大な知識が必要となる私立の難関校は諦めて、公立の難関校を第一志望にしました。地域にもよると思いますが、公立の中学入試は私立のように国数英社のように科目が分かれておらず、知識が足りなくても発想力と学校独自の対策で何とかなる可能性がありました。
小学生ながらかなり勉強はしていたと思います。ただ結局模試で合格率30%未満しかとったことがなかったです。
僕含め誰も合格するとは思っていませんでしたが、結果はなぜか滑り止め含め合格していました。結果として第一志望の中高一貫校へ進学することになりました。

象
奇跡!!
今思うと自分から始めた受験だったので、どんなに成績が振るわなくても最後まで逃げなかったんだと思います。
僕個人の感想ですが、中学受験は大学受験や高校受験と違って第一志望に合格できなくてもその後次第でどうとでもなります。多くのご家庭では親が主導して中学受験に立ち向かうと思いますが、もし理想的な結果ではなかったとしても、学力以外に何かお子さんに残るものがある受験を心がけてほしいです。
3. 中高一貫校
実際中高一貫校に通ってみて、僕が感じたリアルを紹介したいと思います。
3-1. メリット
周りのレベルが高い
高校受験を気にせず、中学校生活を謳歌できる
大学受験をすぐに見据えることができる
独自の教育を楽しめる
やりたいことをする時間がたくさんある
いくつか紹介したいと思います。まず僕は中学受験の最大のメリットは周りの学力レベルが高いということだと思います。基本的に多くの人がかなりの時間を勉強に充ててきたので学力的なレベルはかなり高く、僕自身そんな周りのおかげで腐らずそれなりに勉強に励むことができました。(成績は半分よりも全然下でした)
また、学力だけでなく芸術の分野を深めていったりアプリ開発をしたりと興味のある分野を伸ばす人もいて、時間もたくさんあるので僕自身興味のある分野を躊躇することなく学ぶことができました。
さらに学校独自の教育がある場合も多く、このおかげで普段できないような体験をいくつもすることができると思います。
3-2. デメリット
自分次第
努力することが難しくなる
似たような人が多い
お金がかかる
正直何もかもが「自分次第」というところが一番難しいと思います。中学受験をすると高校受験がある人たち比べてたくさんの時間があります。そのためこの時間を有効に使えるかどうかで天と地ほどの差が出ます。実際中学1年で同じような成績で仲良かった二人が高校では全くの疎遠になり、学校生活でも成績でも大きな差が出たということは珍しくありません。
時間をただ浪費する人たちは、成績だけでなく人間性的にも荒んでいく場合もあります。引きこもりや鬱になってしまう同級生も何人もいました。
また中高一貫校に入学すると高校入試がなく次の入試が大学入試になります。ただ、大学入試では努力を積み重ね高校受験を乗り越えてきた人たちと戦わなくてはなりません。ここで勉強の習慣化ができていないと、かなり大学受験で苦労することなると思います。
僕の通っていた中高一貫校は高校から中学の倍以上の人数が入学します。高校に入学してから感じたことはかなり中学の生徒は深い部分で似通っていたということです。一例ですが小学校でいじめられていた人や親の教育が厳しい人の割合が多かったように感じました。恐らく中学受験をしようとする人やその家庭の状況は似ているのでしょう。そのため、地元の中学校に進学する場合に比べて関わる人間の振れ幅は大きくならないかもしれません。
当然お金もかかります。僕は公立中高一貫校だったので、学費は高くありませんでしたが、私立は公立と比べて高い場合も多いです。またそれ以外にも当然交通費等もかかってきます。
3-3. 中学受験のリアル
上には書きませんでしたが、小学6年生にとって仲の良い友達と違う中学に進学するということはかなり辛いことです。余談ですが、中学受験をしても小学校の友達との交流はできる限り続けていくことがおすすめです。
逆に小学校にあまり馴染めていない子にとっては中学受験の選択肢は向いているかもしれないです。馬鹿にしてるわけではなく、実際地元の小学校に馴染めていなかった人は中高一貫校には多く、だからこそ価値観が合うということは全然あります。
ここからは僕の感想になりますが、正直中学受験はリスクがかなり大きい面もあります。僕は受験期間は半年ほどでほかの受験生と比べると短かったと思いますが、中学受験を始める前後で性格は変わったと思います。かなり内向的になったと思いますし、中学受験を経て上には上があることを知ったのでかなり自己肯定感も下がったと思います。
一日中外でサッカーをしていた人が一日中室内で勉強をするようになったので当然と言えば当然だと思います。
ただ、これが自分にとって良い影響だったのか悪い影響だったのかは僕もわかりません。
中学受験を通して多くのことを学べたと思いますし、勉強とは関係ない部分でその経験は役に立っていると思います。ただ、自分が小学校4年生から受験勉強を始めていたとしたら、今の僕とは全く違う僕になると思いますし、正直僕はそんな自分は嫌だと思ってしまいます。
これは一個人の感想ですが、人生において中学受験がもたらすものは小さくないことと相応のリスクも含んでいるということを忘れないでほしいです。このリスクということは不合格になることではなく、成長期真っ只中の小学校の貴重な時間の多くを勉強に捧げることによる悪影響のことです。
中学受験はあくまで子どもがするものです。極端な例ですが、中学受験に関するいわゆるモンスターペアレンツの話は同級生の中でもいくつかありました。もちろん右も左もわからない小学生のお子さんを導くことは親の仕事です。ただ、親が主体であると思ってしまうとどうしても中学受験のその後が心配です。
これをきちんと理解したうえで中学受験を始めると決めたご家庭は、支え合って良い結果を掴みとれるように頑張ってほしいです。
もしよかったら僕の大学受験に関する記事もご覧ください。
